交通インフラ活性化を考える「島根の企業と経済」を実施しました

公開日 2014年09月12日

 

 ソーシャルラーニング授業の「島根の企業と経済」集中講義は9月1、2日に、島根大学、鳥取短期大学から10人が参加して行われました。

 島根経済同友会と島根大学の包括連携協定に基づき、一畑電車株式会社の協力で、地域の交通インフラである一畑電車の路線利用を活性化させ、乗客をいかに増加させるか、観光客に乗ってもらうためには…など、現在の一畑電車の抱える問題を探り、解決策を提言しようという授業です。学生たちは、松江しんじ湖温泉駅~出雲大社前の区間を一畑電車に乗車。景観上の問題点や乗り心地、アテンダントの説明などについて調査しました。また、出雲大社駅周辺では、近年数が増えにぎわいを見せている神門通りの商店などを調査しました。

 雲州平田駅では石飛貴之取締役技術部長から電車の制御や整備などについて説明を受け、同社が所有する日本最古級の電車・デハニ50形車両の運転を構内線路で体験しました。

 この授業では、7月19日に一畑電車の歴史、沿線対策協の支援、鉄道インフラについて島根大学法文学部飯野公央准教授による授業を含む3コマの講義を実施し、基礎知識を身に付けた上で、3つのグループにわかれ、9月1、2日の実習を基に一畑電車の活性化策を考えました。同8日島根大学で成果発表会を行い、一畑電気鉄道の大谷厚郎会長や島根県交通対策課の末満章悟管理監ら関係者を前に、自分たちの考えた活性化策を提言しました。

出雲大社前駅にて  説明を聞く学生 
 デハニ50形車両  成果発表会

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