「イノベーション・ジャパン2014」に総合科学研究支援センター 西郡至誠 准教授が出展しました

公開日 2014年09月22日

 平成26年9月11日(木)~12日(金)に,大学と産業界が持つ技術シーズとニーズの発見・出会いを目的とした国内最大級のマッチングイベントである「イノベーシン・ジャパン2014-大学見本市&ビジネスマッチング」が,東京ビックサイトで開催されました。主催者の発表によると2日間で2万人を超える来場がありました。

 

 今年は,情報通信,ライフサイエンス,医療,装置・デバイス,ナノテクノロジー,環境保全・浄化,低炭素・エネルギー,マテリアル・リサイクル,シニアライフ(高齢社会),防災の計10分野から400件を超える大学などの研究最先端シーズが展示説明され,各大学の研究シーズや産学連携への取り組みの一端を感じることができました。

 

 島根大学からは,総合科学研究支援センターの西郡至誠准教授が装置・デバイス分野に出展し,「PCシミュレーションを応用した比熱・熱伝導率測定新手法」について研究シーズを紹介しました。「PCシミュレーションを応用した比熱・熱伝導率測定の新手法」は,液体に浸漬した状態で円柱形の試料の片方の面を加熱しながら両端面の中心の温度変化を測定し,この結果を数値解析的手法(FEM)によりパソコンでシミュレートすることにより,試料と液体の両方の比熱と熱伝導率をそれぞれに求めることができる方法です。従来の方法と異なり,液体の比熱や熱伝導率を求めることができる,加圧下や低温下でも測定可能である,と言う特徴を持っています。当日は,企業の方を中心に多くの関係者の方が来られ,測定法そのものに興味を持って頂けただけでなく,「こんな物質の熱伝導率を測定できないか,測定して欲しい」など,熱伝導率の測定そのもののニーズの高いこともわかり,研究そのものをPRできました。

 

 詳しくは,産学連携センターにお問い合わせください。

 

【問合先】島根大学産学連携センター

     Tel:0852-60-2290 E-mail:crcenter@ipc.shimane-u.ac.jp

 

イノベーションジャパン2014

 

  左から:総合科学研究支援センター 西郡至誠 准教授

        総合理工学研究科 清田 修 さん

        総合理工学部     安原恭平 さん