最先端光技術の国際総合展「InterOpto2014」に総合理工学研究科の横田正幸教授が出展しました

公開日 2014年10月21日

 平成261015日(水)~17日(金)に,パシフィコ横浜で開催された「InterOpto 2014」に総合理工学研究科の光応用計測研究室の横田正幸教授が出展しました。InterOptoは,国内外のフォトニクス製品・技術が集結する先端光技術の国際総合展です。主催者からの発表によると3日間で8,467人の来場者がありました。 

 横田研究室では,出展製品・技術として,ディタルホログラフィーを用いた塗料や接着剤の乾燥・硬化評価装置の展示を行いました。この評価装置によって,塗料や接着剤等の乾燥,硬化の状態を可視化でき,さらに非接触かつ定量的にモニタリングすることができます。また,スペックル法では評価できなかったクリアー塗料の評価も可能となります。 

 今回展示した評価装置の開発にあたって,横田正幸教授は,平成23年度に,科学技術振興機構の研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)探索タイプに採択されました(課題名:ディジタルホログラフィーを用いた塗料乾燥評価装置の開発)。続いて,平成25年度には,共同研究先である株式会社東洋精機製作所(東京都)と連名で申請し,シーズ顕在化タイプに採択されました(課題名:ディジタルホログラフィーによる乾燥・硬化評価装置の開発)。今回出展した乾燥・硬化評価装置の開発は,A-STEP,ならびに株式会社東洋精機製作所との共同研究の成果となります。 

 展示ブースでは,ポスターや評価装置の展示だけでなく,実際の塗料の乾燥・硬化過程の評価についてデモも行われました。今までにない非接触かつ定量的に測定・モニタリングができる技術として,塗料や接着剤を製造工程で用いるメーカー,測定・分析機器メーカー,レーザーや光源開発企業等から大きな関心を持っていただきました。また,塗料の乾燥や硬化状態の評価について,製造現場におけるニーズについても貴重な情報収集をすることができました。今後も横田研究室では,共同研究先である株式会社東洋精機製作所と連携して,乾燥・硬化評価装置の製品化に向けて研究開発を進めて参ります。

 

【お問い合わせ先】

・総合理工学研究科機械・電気電子工学領域 横田正幸 教授

 E-mailyokota@ecs.shimane-u.ac.jp

・産学連携センター連携企画推進部門 丹生晃隆 准教授(A-STEP担当コーディネータ)

 E-mailtansho@riko.shimane-u.ac.jp

 

最先端光技術の国際総合展会場

(左側)総合理工学研究科 石倉 賢さん
  (右側)総合理工学研究科 吉儀 拓哉さん