「古文書学実習2(近現代文書)」を飯南町で実施しました

2015年9月24日

 9月3日(木)~6日(日)、3泊4日の日程で、法文学部の専門教育科目「古文書学実習2(近現代文書)」を島根県中山間地域研究センターを会場として実施しました。飯石郡飯南町での調査実習は今年で6年目となりますが、無事にすべての歴史資料調査を終えて山碕英樹飯南町長へ成果を報告しました。

 この調査実習は、学習院大学大学院アーカイブズ学専攻(安藤正人教授)、島根県飯石郡飯南町と島根県総務課竹島資料室の合同事業として実施し、独立行政法人国文学研究資料館アーカイブズ系の保存管理の専門家や、鳥取県立公文書館からも参加者がありました。

 実習では、旧来島村役場(赤名村と合併して赤来町)の概要調査を継続し、(1)文書群ごとにスケッチと文章で概要を記録した上で、弱アルカリ性の薄紙で包んで応急の保存処置を行うとともに、(2)概要調査を終えた文書については、一点ごとに表題等の文書情報を記録する内容調査を実施しました。これらの手順は、古文書等の保存管理、調査整理の方法として整備されてきたもので、今年もその点で優れた蓄積のある学習院大学アーカイブズ学専攻と国文学研究資料館アーカイブズ系の参加を得て、その実際を具体的に学ぶことができました。

 今年の調査では、丁寧に軸装された明治期の村絵図も多く発見されました。これらの絵図には、当時の耕地や水利、道路などの様子が詳細に描かれており、見学に訪れた地元の方々の関心も高いものでした。

 実習最終日には、調査を終えた歴史資料の利活用に向けて、関係者と協議の場を設けました。今後は、これらの歴史資料を地域の文化資源として大切に守り伝えて、郷土教育やまちづくり活動などの多様な利活用が期待されています。

 

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山碕飯南町長(前列中央)へ調査成果を報告しました     明治期の村絵図が多く残されていました

 

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歴史資料調査の様子                        歴史資料調査の様子

 

    

 

 

  

 

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