第5回 くにびきジオパーク・プロジェクト 探訪会 「生き物と化石から宍道湖の成り立ちを探る旅」開催のご案内【10/31】

公開日 2015年10月20日

 

 島根大学くにびきジオパーク・プロジェクトセンターは,出雲の地の地質・歴史・文化のすばらしさを,地域の皆様に広く知っていただき,この地を「くにびきジオパーク」として,日本ジオパークに登録されることを目指して,地域の方を対象に探訪会を開催しています。

 近年,宍道湖の湖底からクジラの脊椎骨や巨大ザメの歯の化石が,シジミ漁師により採取され,話題になりました。もともと宍道湖周辺地域からは,化石が多く産出しているほか,ラムサール条約登録湿地でもある宍道湖・中海は貴重な生き物の宝庫にもなっています。また,宍道湖北岸にある大野津神社の「雨乞い神事」は宍道湖と深い関わりがあります。

 そこで,今回の探訪会では,化石・生物・民俗からジオサイト―宍道湖―の成り立ちを探る旅に出たいと思います。具体的には,松江市大野町の大野津神社を訪れ,宮司さんによる神事のお話,シジミ漁師さんによる宍道湖のお話,ジョレンで採取した宍道湖湖底の生物(昔の大きなシジミ?)の観察を行います。その後,宍道湖自然館ゴビウスで宍道湖・中海の生き物に関する講演を聞き,ゴビウスを見学します。さらに,国道9号線改良工事に伴う,今から約1300万年前の化石を含む残土(土壌)置場で,化石を採取する予定です。このように今回の探訪会は,盛りだくさんの小旅行になっています。

                               記

開催日時:1031日(土)10:0015:45(小雨決行)

集合場所:島根大学正門前(9:50

対象・定員:一般・約40名(気楽に参加して下さい)

費 用:500円(入館料・保険料など)(バス代は無料です)

交 通:島根大学が手配する大型バス

備 考:昼食・お飲物はご持参願います。歩きやすい服装と靴でお願いします。

 

スケジュール

9:50 島根大学正門前集合

10:00 島根大学発(大型バス)

10:3011:45 大野津神社で清水氏(宮司)・岩成氏(シジミ漁師)のお話,

        宍道湖湖底の生物の観察

12:0013:45 昼食・田久和氏(ゴビウス)による講演・ゴビウス見学

14:1515:00 土壌置場見学・化石採取

15:45 大学解散

 

※チラシ・参加申込書はこちらをご覧ください。

チラシ・参加申込書(658KBytes)

 

【申込方法】参加申込書に必要事項(氏名,住所, TELFAXE-mail)を記入の上, FAXまたは郵送, E-mailにて下記にお送りください。

 

【申込締切】1028日(水)

 

【申込先・問合せ】

 島根大学大学院総合理工学研究科地球資源環境学領域

 入月 俊明

 〒690-8504 島根県松江市西川津町1060

 Tel&Fax: 0852-32-6457

 E-mail:irizuki@riko.shimane-u.ac.jp

入月研究室: http://www.geo.shimane-u.ac.jp/irizuki/