公開日 2015年10月20日
島根大学くにびきジオパーク・プロジェクトセンターは,出雲の地の地質・歴史・文化のすばらしさを,地域の皆様に広く知っていただき,この地を「くにびきジオパーク」として,日本ジオパークに登録されることを目指して,地域の方を対象に探訪会を開催しています。
近年,宍道湖の湖底からクジラの脊椎骨や巨大ザメの歯の化石が,シジミ漁師により採取され,話題になりました。もともと宍道湖周辺地域からは,化石が多く産出しているほか,ラムサール条約登録湿地でもある宍道湖・中海は貴重な生き物の宝庫にもなっています。また,宍道湖北岸にある大野津神社の「雨乞い神事」は宍道湖と深い関わりがあります。
そこで,今回の探訪会では,化石・生物・民俗からジオサイト―宍道湖―の成り立ちを探る旅に出たいと思います。具体的には,松江市大野町の大野津神社を訪れ,宮司さんによる神事のお話,シジミ漁師さんによる宍道湖のお話,ジョレンで採取した宍道湖湖底の生物(昔の大きなシジミ?)の観察を行います。その後,宍道湖自然館ゴビウスで宍道湖・中海の生き物に関する講演を聞き,ゴビウスを見学します。さらに,国道9号線改良工事に伴う,今から約1300万年前の化石を含む残土(土壌)置場で,化石を採取する予定です。このように今回の探訪会は,盛りだくさんの小旅行になっています。
記
開催日時:10月31日(土)10:00〜15:45(小雨決行)
集合場所:島根大学正門前(9:50)
対象・定員:一般・約40名(気楽に参加して下さい)
費 用:500円(入館料・保険料など)(バス代は無料です)
交 通:島根大学が手配する大型バス
備 考:昼食・お飲物はご持参願います。歩きやすい服装と靴でお願いします。
スケジュール
9:50 島根大学正門前集合
10:00 島根大学発(大型バス)
10:30〜11:45 大野津神社で清水氏(宮司)・岩成氏(シジミ漁師)のお話,
宍道湖湖底の生物の観察
12:00〜13:45 昼食・田久和氏(ゴビウス)による講演・ゴビウス見学
14:15〜15:00 土壌置場見学・化石採取
15:45 大学解散
※チラシ・参加申込書はこちらをご覧ください。
チラシ・参加申込書(658KBytes) |
【申込方法】参加申込書に必要事項(氏名,住所, TEL,FAX,E-mail)を記入の上, FAXまたは郵送, E-mailにて下記にお送りください。
【申込締切】10月28日(水)
【申込先・問合せ】
島根大学大学院総合理工学研究科地球資源環境学領域
入月 俊明
〒690-8504 島根県松江市西川津町1060
Tel&Fax: 0852-32-6457
E-mail:irizuki@riko.shimane-u.ac.jp
入月研究室: http://www.geo.shimane-u.ac.jp/irizuki/