島根大学は6月23日（木）に雲南市教育委員会，認定特定非営利活動法人 カタリバと本学教育・学生支援機構，及び地域未来戦略センターとの懇談会を開催しました。

　島根大学と雲南市は，連携・協力し，相互の発展に寄与することを目的として平成１７年８月に包括的連携協力協定を結んでおり，以降，様々な事業を連携して実施しています。

　現在，島根大学では地域活性化の中核的拠点として，地域の雇用創出や学卒者の地元定着率の向上，地域課題に取り組む人材の育成等を推進しているところであり，教育と人材育成を基盤に地方創生という課題に取り組んでおられる雲南市の取り組みを伺い，今後，人材育成等について協働して取り組んでいくための意見交換の場とすることを目的として本懇談会を開催しました。

　懇談会では，荒瀬榮教育・学生支援担当副学長に続き土江博昭雲南市教育委員会教育長の挨拶の後，土江教育長より雲南市における保・幼・小・中・高の発達段階に応じた系統的な学習を展開する「夢」発見プログラムを核としたキャリア教育の取り組み，「カタリバ」生田裕規コーディネーターより雲南市における学校・地域・行政の協働・連携による課題解決型学習提供の取り組み，本学キャリアセンター田中久美子講師より本学のキャリア教育についての事例報告が行われました。

　今後の教育や人材育成の在り方について活発な意見交換が行われ，雲南市と島根大学が今後，更なる連携を推進していくうえで貴重な機会となりました。

　なお，島根大学では10月16日（日）に雲南市加茂文化ホール ラメールにおいて「高大接続がひらく地域の未来」（仮称）をテーマに，地域貢献や人材育成について，教育関係者，自治体，地域住民の意見交換の場とする大学改革シンポジウムを雲南市と共催で開催を予定しています。