ふるさと魅力化フロンティア養成コースにおいて松江キャンパスでの講義を実施

公開日 2016年11月04日

 教育開発センター内に設置する地域教育魅力化センターでは、10月15日~16日に島根大学松江キャンパスにおいて、ふるさと魅力化フロンティア養成コースの講義を実施しました。
 本コースの講義の一つである「魅力発信論」の中で、『地域魅力の創造と効果的な広報』と題して、東海大学文学部広報メディア学科、河井孝仁教授による講義が行われました。広報に見識の深い河井教授の講義を受講したコース学生からは、体系立てた学問としての広報を学ぶと同時に、全国各地で展開されている効果的な広報事例の分析などの実践的な内容を学ぶことが出来、論理と実践を兼ね備えた貴重な講義であったとの声が聞かれました。
 ふるさと魅力化フロンティア養成コースは、教育を切り口に地方創生に取り組む、地域教育魅力化人材を育成するもので、1年間で計120時間以上受講する履修証明プログラムです。コース開講初年度となる今年度は16名の受講生を迎え、半分のプログラムが終了しました。残り半年で、講義、実習を受講し、学修の総まとめとしての修了レポートに取り組みます。
 

受講生の声

20代(男性)地域おこし協力隊
 10月の松江キャンパスでの2日間は、ブランドメッセージやファシリテーションなどのノウハウを習得する上で充実した時間でした。しかしそれ以上に、養成コースでの学びをより高めるための挑戦を講師・サポーター陣と受講生がチームとして一体となり考え、創り出したことは大きな成果となりました。これは単なる進捗報告でない養成コースならではの中間振り返りを通じて、ここでの学びが自分と現場の変化を生み出すエンジンであることを再確認できたからだと思います。3月までの後半戦はより一層、個人・現場・養成コースの成果と変化にコミットしていきたいと思います。
 
40代(男性) 株式会社Prima Pinguino フェロー/関西支社長
 私は民間事業者として地域教育・地方創生に取り組んでいます。先駆者の具体的事例を直接本人から学びながら、常に実践に紐づける学びに強い魅力を感じて受講を決めました。例えば先日のスクーリングでも、新アイデア実現における企画立案、クセのある関係者の巻き込みを想定したリアルなロールプレイ、学外講師としての授業計画など、すぐに使える学びが目白押し。しかし、本コースを単に「知識やノウハウを学ぶ場」と考えるのは間違いでしょう。学習者が講師陣と共に授業設計するなど「学びを自分たちで創造する場」であることが最大の魅力です。当初は「教えてもらおう」という感覚だった自分が変わっていく日々は、とても刺激に溢れています。地方創生に特定の必勝法などありません。成功事例を追っても成功しません。こうした、正解主義に陥らないアクティブラーナーとしての肌感覚こそ、実践者に欠かせない問題発見・解決能力に繋がっていくものと確信しています。 
 

講義の様子

魅力発信論講義 グループ討議 グローカル人材育成論講義
東海大学 河井教授による魅力発信論講義 グループ討議 グローカル人材育成論

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