教養育成科目「酒」~今年も酒蔵見学実習を実施しました~

2017年2月2日

 教養育成科目「酒―一杯の酒から覗く学問の世界」は、古来より人々に親しまれてきた酒を知り、酒文化の理解を深めるための授業です。

 今年はまず、中国文学、アメリカ文化、日本近世史、歴史地理学、経済政策、法学、医学を専門とする本学教員が、各学問の視点から酒にアプローチした内容で講義を行いました。さらに受講生は、日本酒醸造学と酒造会社経営の専門家による講義も聴講し、日本酒の基礎知識をしっかり座学。そして年明け、新酒の仕込みで大変お忙しいなかを松江市内の2つの酒造会社のご協力を得て、2回にわたって日本酒醸造の工程を見学・実習しました。前日からぐっと冷え込み雪のちらつく1月13日は「豊の秋」醸造元の米田酒造(米田則雄社長には講義でもお世話になりました)へ、また27日には「李白」醸造元の李白酒造に12名の受講生がお邪魔しました。米田酒造では杜氏の上濱智信さん、李白酒造では田中裕一郎社長に、精米・洗米から蒸米・放冷、製麹、酛作り、醪作り、搾り、そして貯蔵、また酒の味わい方まで、懇切丁寧にご説明いただきました。講義の内容を現場で具体的に理解できたことはもちろん、受講生は酒造りに携わる方々の日々の努力と情熱に触れ、酒文化の奥深さに心打たれました。また、この授業を通して、本学が位置する「日本酒発祥の地」の自然、歴史、文化の豊かさにも、改めて目を開かされたようです。

 

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歴史ある酒蔵の麹室(こうじむろ)。上濱杜氏による伝統の技の説明に興味津々[米田酒造〕

 

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数種類の酒を利き酒させてもらい、「違いがわかる大人」に成長します[米田酒造]

 

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醪(もろみ)仕込みに使用するなが~い櫂(かい)[李白酒造]

 

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仕込みタンクの上での田中社長の説明に、懸命に耳を傾ける受講生[李白酒造]

 

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