平成２９年２月２３日（木）に広島大学東千田キャンパスにおいて「本格的な産学官共同研究をすすめるための地域フォーラム（中国）（主催：文部科学省、経済産業省、中国経済産業局、国立大学法人広島大学）」が開催され、本学から秋重幸邦理事が出席し、本学における産学官連携の取り組み事例の発表、パネルディスカッションでの意見交換を行いました。

　プログラムは２部構成で、第１部では経済産業省から昨年１１月３０日に策定された「産学官連携による共同研究強化のためのガイドライン」についての説明があり、続いて文部科学省の「文部科学省における産業連携・地域支援策について」説明等の後、第２部に移り中国地区各大学の取り組み事例発表に続き、パネルディスカッションが行われました。

　本学の取り組み事例として、出雲市を仲介しての医学部・医学部附属病院におけるニーズと地域企業のシーズのマッチング、共同研究講座制度を創設しての地域企業との「組織」対「組織」の新しい連携方策、大学ファンドを活用した大学発ベンチャーの紹介を行いました。

　パネルディスカッションには各大学のほか、マツダ株式会社、ＪＦＥスチール株式会社他の企業関係者や、中国経済産業局、広島県商工労働局担当者も登壇し、活発な意見交換が行われました。

　企業側から大学が保有する知的財産の効果的な活用やクロスアポイントメント制度の充実等の要望が寄せられ、産学官連携の一層の進展を図る上で、有意義な情報交換の場になりました。