法文学部社会文化学科初年次教育科目「社会文化入門セミナー」フィールドワーク報告会を開催しました

2017年8月10日

 

 法文学部社会文化学科では、今年度学科改組に伴い、新たに初年次教育科目として、1年生前期に「社会文化入門セミナー」を新たに開設しました。今年度は学科の1年生54名が履修し、学科の教員5名が授業を担当しました。授業では、学科の学問分野(社会学・地理学・文化人類学・歴史学・考古学)の紹介、学生の他己紹介、情報のインプット・アウトプットの後、受講生54名が10班に分かれて、全国有数の観光地であり、かつ全国有数の歴史的資源を有する「松江」を対象として、学科の学問分野の方法論をもとに、フィールドワークを実施しました。 

 フィールドワークのテーマは、観光(八重垣神社、松江城、玉造温泉、堀川遊覧船)、城下町松江の寺院(橋北、橋南)、小泉八雲のみた松江、松江市とアイルランドとの国際交流、松江市の文化財・文化遺産(意宇六社、城下町松江)で、観光、歴史、文化、民俗、文化財、国際交流など多岐にわたるものでした。受講生は6月上旬の土日に、班ごとに、観光客へのアンケート、市役所・博物館・寺院などへの聞き取り調査、現地調査などを実施しました。 

 629日、76日、13日、20日には、フィールドワークの報告会を開催しました。学生にとっては、初めての本格的なフィールドワーク、パワーポイントを使用した発表でしたが、どの班も意欲的に取り組み、初めての調査、発表とは思えないほどレベルの高いものでした。また発表後の質疑応答も活発に行われました。

 堀川遊覧船の観光を調査した班は、観光客約100名から聞き取り調査を実施したところ、年齢層は5060代が半数近くを占めた一方、10代はわずか3%であったこと、また、全国各地にある遊覧船と比較し、城郭の周囲を巡る堀を一周するのは堀川遊覧船だけであること、年間の観光客数は、松江城の約50万人に対し、堀川遊覧船は約30万人と大きなギャップがあることなどに注目し、「城の堀を一周するという、他に例のない遊覧船の特徴をもっとPRするとともに、松江城の観光客を遊覧船へと導くよう工夫すべき」との提言を行いました。その後の質疑応答では、報告会に参加した、堀川遊覧船事業を手がける松江市観光振興公社から、「参考にしたい。耳を傾けるべき意見。若い人たちのアイデアを借り、十代へのアピールや松江城観光客の誘導策なども考えたい」と回答があるなど、活発な意見交換が行われました。 

 詳細は法文学部ホームページ(トピックス(活動報告))をご覧下さい。
 http://www.hobun.shimane-u.ac.jp/docs/2017080900050/

 
    フィールドワーク(寺院境内の調査)      プレゼンテーション(発表)
 

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