総合科学研究支援センターに磁気特性測定装置を導入しました

2017年9月8日


 総合科学研究支援センター物質機能分析部門に、磁気特性測定装置MPMS3が導入されました。この装置は平成28年度の補正予算を財源に、本年度7月末に整備が完了しました。超伝導の技術を応用した高精度な磁化測定装置の最新型であり全国で20台目、西日本に限れば6台目の導入となります。物質の本質を調べる基礎研究や新たな機能を持つ材料の開発などに必須な磁気特性を2K(-271℃)の極低温から測定できます。島根大学は大規模なヘリウム液化施設を持っていませんが、平成17年よりセンターの西郡准教授が主導し、蒸発ガスを再度液化して使用できるヘリウム再凝縮装置を中心に低温物性計測機器室を整備してきました。地方大学としては例の無い実験環境で、多種多様な物性測定を広い温度・磁場範囲で実施でき、酸化物高温超伝導体、機能性薄膜材料、希土類元素を含む化合物の磁性や新奇な鉄系超伝導体など多様な研究が発展してきました。また、数万気圧の高圧力下での物性研究やそのための測定技術の開発も盛んです。この度のMPMS3の導入はこれらの実験環境をさらに強化する形となりました。運用を始めて間もないですが、山陰地方では希少な共同利用機器として今後の活用が見込まれます。

 

磁気特性測定装置MPMS3

磁気特性測定装置MPMS3

 

 

 【問合せ先】
 総合科学研究支援センター物質機能分析部門
 西郡 至誠

 TEL 0852-32-6405