サイエンスカフェ「古くて新しい鉄鋼材料」を開催しました

2017年10月18日


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13日(金)に、ソフトビジネスパークに位置する本学の産学連携センターにおいて、23名の参加者を迎え、第73回サイエンスカフェを開催しました。
 今回は、「古くて新しい鉄鋼材料-鉄は昔から先端材料-」をテーマに、総合理工学研究科の森戸茂一准教授が講演しました。紀元前のヒッタイトが製鉄の起源と言われる長い歴史を持つ鉄鋼材料の解明し尽くされていない魅力について、また、鉄鋼材料の強度や伸びを制御する面白さなどについて紹介がありました。
 特に、折れない、曲がらない、よく切れる、といった日本刀の優れた特性の理由について、折り返し重ね鍛錬により炭素量を調整して組織を均一化する、不純物を分散させる、焼入れするときの冷却速度を制御することで硬度を操るなど、様々な工夫を積み重ねて鉄の特性を最大限に生かした優れた製品であるとの説明があり、参加者は、日本の製鉄技術の歴史と奥深さに思いを馳せているようでした。また最後に、技術革新によって、より軽く強度を増していく自動車用鋼板について説明があり、改めて鉄鋼材料の可能性について認識を深めました。
 素材の中では手に入りやすく、非常に広い強度領域をカバーする鉄鋼材料の可能性について知識を深めた参加者からは熱心な質問が相次ぎ、質疑応答の後、盛会のうちに終了しました。
 次回のサイエンスカフェ(11/29)は、人間科学部の宮崎亮准教授が、「朝型夜型リズムを知って健康長寿~いつ起きる?動く?食べる?寝る?~」をテーマに松江テルサにおいて講演します。
                          

森戸准教授の講演の様子

          森戸准教授の講演の様子

 

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