平成29年11月27日に東京で開催された独立行政法人日本学生支援機構主催の「平成29年度学生生活にかかるリスクの把握と対応に関するセミナー」において，本学保健管理センター　河野　美江准教授が基調講演を行いました。

　基調講演は，『大学における性暴力への対応～被害者支援から予防まで～』と題し，「近年，各地で大学生の性暴力事件が報道されている中，大学において性暴力に対する取り組みは進んでおらず，加害者だけを罰し，追放して終わりにするというケースが多い。また，性関連事件は大学生が関与する事件の中では最も多く，性関連事件がひとたび発生すると，被害者は大きな傷を負う。その上，大学コミュニティ（在学生，卒業生，教職員，地域）も大きなダメージを受ける。性暴力のない大学にするためには，大学教職員が性暴力を理解し，性暴力被害者支援，性暴力予防を大学として行う必要がある。」という内容の講演でした。

　 このセミナーには，国公私立大学教職員から多くの参加がありましたが，熱心にメモを取る姿が見られ，関心の高さが伺えました。