広報しまだい59号
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インドネシアとの友好関係が続くように尽力したい。 元々インドネシアの料理や文化に興味を持っていたアクマルさん。高校生の頃にインドネシアに行く機会があり、そこで見たのはな都市と、店の出入り口で物乞いをする子どもたち”。その貧富の差にとてもショックを受けましたが、「観光では気づかなかったインドネシアの実情や魅力を学びたい」と思ったのが、留学を意識し始めたきっかけ。留学先では土木工学を専攻し、土壌やコンクリートの性質に関する授業やバリでの安全セミナーに参加しました。特に、実践活動型授業で、他学部生とともに1カ月半、村で共同生活をしながら地域課題に取り組んだことが強く印象に残っています。現地の友人、村の人々、ホームステイをさせてくれた先生と家族…。さまざまな出会いのなかで人の温かさに触れたアクマルさんは、将来は「インフラ整備に関わりながら、日本とインドネシアの架け橋になって異文化同士が快くコミュニケーションが取れる環境をつくりたい」と語りました。現在は「よりインドネシアの方と会話ができるように」と、インドネシア語検定B級取得を目指して勉強しています。“高層ビルが立ち並ぶ華やかインドネシア共和国/ハサヌディン大学(2023.9~2024.7) 10SHIMADAI留学先のダンスイベント「SUL SEL MENARI」に参加し、インドネシア・トラジャ地方の伝統舞踊をステージで披露! 現地の文化を知るだけでなく、日本語教室や子ども食堂を開催しインドネシアの子どもたちに日本文化を知ってもらう機会も設けた。(左から2番目がアクマルさん)生物資源科学部環境共生科学科 アクマル澪生さん三重県鈴鹿市出身。恩師の勧めと、インドネシアの複数の大学と協定を結んでいて留学できるチャンスがありそうとの思いから、島根大学へ進学。今後は土壌の移動現象やインドネシアの農業土木に関して研究予定。地域課題の取り組みで滞在していた村周辺にはコンビニや商業施設がなかったが、インドネシアのフルーツ[ランブータン]などを食べることが楽しみになっていた。(留学時の友人をアクマルさんが撮影)To REPUBLIC OF INDONESIA留学先GO

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