広報しまだい59号
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「日本スタートアップ大賞2024」にてPuREC株式会社が「審査委員会特別賞」を受賞イバーシティを推進していくためのシンポジウム開催包括的連携協定を締結 医学部生命科学講座の松崎有未教授が立ち上げた島根大学発ベンチャー企業PuREC株式会社が、経済産業省が主導する「日本スタートアップ大賞2024」で審査委員会特別賞を受賞しました。 PuREC株式会社では、再生医療に不可欠な幹細胞について極めて高品質な超高純度間葉系幹細胞「REC」を開発。大学や製薬会社に研究のための販売や支援を行っています。今回の受賞は、骨や脂肪などの再生、免疫調節、脳卒中や心筋梗塞などの治療を目指すRECの培養技術の革新と細胞治療に関する研究が高く評価されたものです。た授賞式では、代表取締役社𠮷の髙橋英之氏が、岸田総理に骨や軟骨の難病に苦しむ患者さんのためにRECを使った細胞治療を研究・開発する事業の意義を説明するとともに、日本国内外の患者さんや医師・研究者からの期待の声も伝えました。 PuREC株式会社は、ベンチャービジネスやNPO・NGOの設立などの起業活動を行う学生や教職員を支援する「島根大学発ベンチャー企業」の第1号として、今後も骨や軟骨の難病に苦しむ方々や、現行の治療法では十分な効果が得られない患者さんのために、より効果的な再生医療の早期実現を目指していくとのことです。 7月22日(月)に総理大臣官邸で行われ 9月6日(金)、「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)総括シンポジウム」を開催、対面で102名、オンラインで54名の方にご参加いただきました。 このシンポジウムは、2019年度文部科学省科学技術人材育成費補助事業に採択された標記プログラムの最終年度となる今年、6年間の取り組みの有効性と持続性を高め、さらに広くダイバーシティの普及を図ることを目的として開催したものです。今後も、山陰地域における4つの高等教育機関をダイバーシティのプラットホームとして、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを行っていきます。 島根大学は、学校法人瓜生山学園京都芸術大学(𠮷𠮷𠮷𠮷𠮷学𠮷)と包括的連携協定を結ぶこととなり、8月7日(水)に協定締結式が行われました。 島根大学の総合大学としての技術と京都芸術大学の強みである芸術分野を融合させることで学生教育や地域貢献に力を注いでいくことを目的として、まずは、こころとそだちの相談センター(岩宮恵𠮷センター𠮷)が開発する自己診断アプリの開発に対し、より精度の高い効果が得られるよう協力・連携。今後は社会実装につながる幅広い分野での共同プロジェクトを展開し、優秀な人材をともに育成していく予定です。13December.2024SHIMADAINEWSNEWSNEWS写真提供:経済産業省島根大学の今がわかる0102ダ03京都芸術大学とのSHIMADAI NEWS

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