お宝研究vol.11
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●「リガンド作動性塩素イオンチャネルおよびフェノールアミン受容体に関する研究」 (有害生物防除剤の標的としてのイオンチャネルの研究)23 島根大学では,研究者の優れた研究実践を顕彰しています。これは,研究実績に対する功労を大学として評価すると共に研究方法及び研究意欲の向上を図ること等を目的とするものです。平成28年度島根大学研究表彰には,以下の3つの研究テーマが選ばれましたのでご紹介します。日本における中世から近世への変化は,世界史とも連動した重要な転換期であったと言われています。このような時代の地域社会や地域権力が歴史の転換とどのように関連していたのかについて,多様な歴史資料を活用しながら解明します。ディジタルホログラフィを用いると,塗料やインク,接着剤についての乾燥・硬化過程を触ることなく,ナノメートルの感度で調べることができます。ディジタルホログラフィを使った乾燥・硬化過程の評価装置「キュアテスタ」を東洋精機製作所と共同開発しました。神経伝達物質γ-アミノ酪酸(GABA)によって開口する昆虫のイオンチャネル(GABACl)の機能解析を行い,このチャネルが新規有害生物防除剤の重要な標的であることを明らかにしました。 お宝研究vol.1(p33)●「日本中世の地域社会と地域権力に関する研究」●「ディジタルホログラフィによる乾燥・硬化解析法の実用化に関する研究」 長谷川 博史(教育学部 教授)横田 正幸(総合理工学研究科 教授)尾添 嘉久(生物資源科学部 教授)【島根大学研究表彰】

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