島根大学お宝研究vol.14
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若手研究者表彰 ●神経変性疾患原因遺伝子Nna1遺伝子機能をAMSマウスで解析する 本研究では国立公文書館所蔵の「新制国立大学設置認可申請書」の調査を通して,全国の教員養成大学・学部の出発時の美術教官の様相を明らかにしました。 お宝研究【vol.11 p.32】ヒトの神経変性症の多くは原因不明で,現在のところ有効な治療方法のない難病です。このような疾患を解析するために疾患モデル動物の利用があります。我々が研究するAMSマウスも疾患モデルマウスであり,小脳プルキンエ細胞が細胞死・消失します。その原因が機能未解明のNna1/CCP1遺伝子の点突然変異であることを明らかにしました。 お宝研究【vol.1 p.30】戦後占領期における婦人教育政策の方針と展開について島根県を事例に考察しました。特に島根県文化課および中国地方民事部の指導が女性の意識や行動に与えた影響について検討しました。41島根大学では,女性研究者がその能力を十分に発揮しつつ研究活動が行えるよう,優れた研究を行う女性研究者を支援する支援制度事業を行っています。女性研究者表彰は,「女性教員に対する支援」に採択された教員の中でも研究成果が特に顕著であった教員を表彰するものです。令和元年度島根大学女性研究者表彰には,以下の3つの研究テーマが選ばれましたのでご紹介します。有田 洋子(学術研究院教育学系 教育学部担当 准教授)荒木 亜寿香(学術研究院医学・看護学系 医学部担当 講師)中間 由紀子(学術研究院農生命科学系 生物資源科学部担当 助教)●教員養成大学・学部美術講座の発足に関する資料的研究●戦後占領期における婦人教育政策の方針と展開に関する研究 ―国立公文書館所蔵「新制国立大学設置認可申請書」の調査を通して―

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