地理学実習Ⅰ

 

地理学実習Ⅰ

<内容>
 地理学調査の第一歩として、前期では,地域調査の手順・目的・方法を一通り学んだ上で、9月上旬に島根県外を対象としてフィールドワークを行います。フィールドワークでは、各都道府県における農業・工業・商業・観光・文化・歴史など基礎的な調査を行います。現地では、土地利用調査、景観調査、聞き取り調査,統計資料の入手などを行います。後期では、現地での調査結果をもとに、地図や図表の作成を行った上で、報告書を作成します。

<体験から学んでほしいこと> 
 島根県外でのフィールドワークを通じて、日本各地の経済,社会,文化について、興味・関心を持ってもらいたいと思っています。さらに、地域の問題を発見し、問題解決に必要な情報を収集・分析・整理すること、そして問題を解決する能力を身につけることを期待しています。

<この授業の特徴>
 法文学部社会文化学科現代社会コース地理学研究室で卒業論文を書く学生は必修で、2年次に履修することとなっています。学生はフィールドワークで得た成果、分析内容を発表し、教員及び学生とのディスカッションを通じて、コミュニケーション力、調査スキル、プレゼンテーション力を身に付けます。

<知識と結びつけるためには>
 地域を理解するためには、授業時間だけでは、充分ではありません。この授業で得た経験を踏まえて、自分の関心のある地域調査のテーマを確定し、3年生で履修する地理学実習Ⅱ、そして4年生での卒業論文において、さらに深めていくことを期待しています。