地域社会の生活と安全

 

地域社会の生活と安全

 

<内容>

 安全を守る仕組みについてどのような課題があるのかを知り,多様な視点から治安の動向,警察活動の現状,公務の重要性等について理解を深めます。さらに被害者の方の声に耳を傾けることを含め,犯罪リスクへの対処方法を考察することを通じ,学生生活はもとより,将来にわたる安全安心な社会生活の実現に向けて自分自身の役割を考えていきます。

 

<体験から学んでほしいこと>

 通常の学校生活を送る上では,なかなか気づきにくい「安全を守る」ことの難しさ。実際に市民の安全を守っている島根県警本部の方々の視点,司法をつかさどる方からの視点,そして交通事故を含む犯罪被害者からの視点を本授業で追体験することによって,「安全を守る」主体は自分自身であり,多くの人と協力しなければならないことに気づいてもらいたいと思っています。

 

<この授業の特徴>

 自転車シミュレータ体験は,実際にシュミレーションすることによって自転車に乗る際の注意点が明示されます。
 犯罪機会論を学び,防犯パトロールとして駐輪場で,カギをかけているかどうかを確認します。犯罪を防ぐための安全を守る習慣の重要性に改めて気づくことができます。
 機動隊での見学では,事故災害等発生時の被災地における救助活動の実際を理解することができます。
 このように多くの体験することによって地域社会の安全を守る市民として新たな視点を得る,貴重な演習となっています。

 

<知識と結びつけるためには>

 危険は実際に目に見えるものだけに限りません。サイバー犯罪も増えており,様々な知識を集めて立ち向かわなければならないことも多くあります。また,安全を監視する体制も新たに構築していく必要があります。専門的知識やスキルを活かすことが,必要であることに気がつくと思います。その上で,自分自身が何をやるべきかを考えてほしいと思っています。