環境共生科学基礎セミナー

 

環境共生科学基礎セミナー

<内容>
 初年次教育科目である環境共生科学基礎セミナーでは、はじめに、2年次に選択する教育コースの紹介を行ないます。次に、5名程度のグループに別れて、大学内で、微生物や昆虫の顕微鏡観察・DNA抽出実験・土壌の物理学的特性に関する実習などを行ないます。また、1年生全員で、宍道湖・志津見ダム・三瓶演習林での野外実習を行ないます。大学内での実験・実習と、野外実習の内容は、同じ初年次教育科目である環境共生科学入門のグループワーク・プレゼンテーションのテーマと連動しています。また、研究室訪問では、教員や先輩から様々な話を聞くことができます。

<体験から学んでほしいこと> 
 私たちの身の回りには、肉眼で見えない微小環境から、河川・汽水域・森林といった大きな環境、ダムや放水路といった人為的な環境など様々な環境があり、そこには、水・土・空気・人工物だけでなく、微生物・植物・動物など多様な生物が生息し、生態系を構成していることを理解することが必要です。また、グループワークの共同作業を通して、与えられた課題に取り組み、プレゼンテーションするとともに、他のグループのプレゼンテーションを通して、新しい知識や発見を得ることを期待しています。

<この授業の特徴>
 初年教育科目として、今後、大学で何を学びたいかといった目的意識を養うことができます。また、5名程度の学生グループを中心として、実験・実習だけでなく、グループワークとプレゼンテーションを行なうため、仲間どうしのコミュニケーションの活性化につながります。研究室訪問では、環境共生科学科全教員の研究室を訪問するので、教員や先輩と直接話すことができ、研究室での研究の様子を実際に体感することができます。

<知識と結びつけるためには>
 大学に入学して、はじめての実習・実験を体験する科目であり、また受講生が多い科目のため、授業では、各コンテンツの説明を分かりやすい言葉で簡略化している場合があります。もし、分からない専門用語や気になることがあれば、自分で調べたり、教員に質問することで、理解が深まるはずです。受け身にならず、まずは興味を持つこと、そして、自ら取り組んでいく姿勢が大切だと思います。