古代出雲文化フォーラムⅡを開催しました!

公開日 2014年03月18日

 島根大学の幅広い学術研究成果等を発信し、本学の知名度・存在感の向上を図るとともに、島根地域への誘客につなげることを目的として、昨年度東京で開催した古代出雲文化フォーラムに引き続き、3月9日(日)に広島国際会議場(広島県広島市)で「たたら」をメインテーマとした「古代出雲文化フォーラムⅡ」を開催しました。

 小林学長の開会挨拶の後、第1部では、元島根県立島根女子短期大学学長の藤岡大拙氏による基調講演「出雲神話の謎」、続いてパネルディスカッションが行われました。パネルディスカッションでは、本学大学院総合理工学研究科の大庭教授のコーディネートにより、国選定保存技術保持者で日刀保たたら村下の木原明氏、元中国新聞編集局次長の島津邦弘氏、本学教育学部の作野准教授の4名が、たたらをテーマにそれぞれの視点で議論が展開されました。パネルディスカッションに続いて、全日本刀匠会会長であり日刀保たたら村下代行の三上貞直氏に「世界に誇る日本刀の技と魅力」を司会の石原美和氏との一問一答でご紹介いただきました。

 第2部では、島根県出身の映画監督・脚本家である錦織良成氏と小林学長が、「古代出雲とたたらをめぐる対談」と題して出雲神話や文化、たたらへの思いを熱く語り合いました。最後に、教育学部小坂達也講師の指揮により、本学教育学部音楽教育専攻金管楽器専科生が、もののけ姫のテーマなどを演奏し、客席が素晴らしい音楽に包まれました。

 当日は、600名を超える方にお越しいただき、会場内には日本刀の実物展示や共催自治体のブース等も設けられ、古代出雲の歴史、たたら製鉄の技術や魅力に触れ大盛況の中、幕を閉じました。

  

 藤岡氏による講演 パネルディスカッションの様子 
藤岡氏による講演  パネルディスカッションの様子
 三上氏による講演 錦織氏と小林学長の対談 
三上氏による講演 錦織氏と小林学長の対談
教育学部生による演奏 
教育学部生による演奏