「OSS研究動向セミナー」開催のご案内【3/1】

公開日 2014年02月18日

島根大学研究機構戦略的研究推進センター「RubyOSSプロジェクトセンター」が、2014228()31()に東京都日野市・明星大学日野キャンパスにおいて開催される「オープンソースカンファレンス2014 Tokyo/Spring」 の企画の一環として、国内外のOSS研究者による「OSS研究動向セミナー」を開催します。

OSSをめぐる研究は、情報工学,コンピュータ科学、ソフトウェア工学といったエンジニアリング領域だけでなく、社会学や経済学,法学など様々な学問領域で進められています。コミュニティの運用やO SSビジネスを進めるうえでも、これらの学問的アプローチが参考になるケースもあるでしょう。本セミナーでは、国内でOSS関連研究を進める研究者による発表を行います。

 

                          記

 

 ■日  時:平成26年3月1日(土)13:00~14:45

 ■場  所:明星大学日野キャンパス405 (28号館 4F)

          (多摩モノレール「中央大学・明星大学駅」から大学まで直結。会場まで徒歩6分)

        アクセスマップ → http://www.meisei-u.ac.jp/access/hino.html

 ■その他:申し込み不要 参加費無料

 

 ■プログラム

 ※基調講演

【タイトル】Business Value Creation and Appropriation by Multiple Patterns of Open Source Knowledge

【講師】李尚黙 (韓国・徳成女子大学 教授)

【概要】This study tries to build the theoretical framework for identifying multiple patterns of Open Source knowledge utilization, and describes the different strategies for each patterns of OS utilization to create and appropriate business values. By doing this, this study stresses the need for strategic fitness between OS utilization and various industry environmental factors. The empirical case on the multiple development strategies with OS knowledge by Samsung Electronics in smartphone business is reviewed through the suggested framework.

 

 

 ※研究発表

 「オープンソースビジネスの海外研究事例紹介」

【講師】八塚俊次郎(株式会社オープンソース活用研究所取締役)

【概要】オープンソースソフトウェアの実用化に向けたビジネスモデルおよび、それを支えるシステム開発方法論について、海外での研究事例を紹介し、今後のオープンソースに関連する研究活動の道筋を示す。

 

FLOSS Story Project in Japan

【講師】飯尾淳(中央大学文学部社会情報学専攻・准教授)

【概要】日本におけるオープンソースコミュニティや企業による利用,政府による普及推進支援策など,OSSの誕生から普及にかけての歴史をまとめる研究プロジェクトを紹介する。

 

 「日本のIT企業におけるOSSの活用・開発貢献に関する研究」

【講師】丹生晃隆・野田哲夫(島根大学 RubyOSSプロジェクトセンター)

【概要】2012年度と2013年度に日本IT企業に対して行った「OSS活用実態調査」の結果を踏まえて、OSS活用と開発貢献の関係、OSS活用と開発貢献が企業経営に与える効果の分析結果について報告する。

 

 「国内外における医療分野でのオープンソースソフトウェア活用」

【講師】小林慎治(京都大学EHR共同研究講座)

【概要】医療分野でのオープンソースソフトウェア活用については、国内外でさまざまな取り組みがなされている。今回は海外及び日本での事例をもとに、現在抱えている問題点と今後の展望について概説を試みる。

 

 

 

 【お問い合わせ先】 

   690-8504 島根県松江市西川津町1060 島根大学法文学部 野田研究室

   電話/FAX0852-32-6164     e-mailnodat@soc.shimane-u.ac.jp