反転授業公開研究会を開催しました

公開日 2014年02月27日

反転授業公開研究会「授業の常識をひっくりかえす!」(島根大学教育開発センター,山陰地区FD連絡協議会,山陰地域ソーシャルラーニングセンター主催)が2月12日,松江テルサにて開かれました。

大学・高専教員などの高等教育機関関係者及び小・中・高校の教員,教育委員会関係者など,今,教育界でホットな反転授業をテーマとした研究会に,学内外から126名の参加があり関心の高さが伺えました。

当日は,キーノートスピーカーとして学びの先駆者である山内祐平氏(東京大学)と溝上慎一氏((京都大学)をお迎えしました。ポスターセッションでは,塙雅典氏(山梨大学),また学内の賛同者で立ち上げた反転授業プロジェクトによる実践発表が行われました。

山内氏は,反転授業をブレンディッド・ラーニングの観点から位置づけるとともに,反転授業が多く展開されているアメリカを事例に,その教育方法が生まれた意味や発展のプロセスについての話がありました。また反転授業は現在大きく2類型に分類されているが,今後新たな発展が見られるだろうと述べました。

溝上氏からは,反転授業をアクティブ・ラーニングに位置づけての話がありました。アクティブ・ラーニングの定義を整理するとともに,社会が高等教育に求めている力が情報・知識リテラシーであることを明らかにし,反転授業はこの能力の育成に大きく関連があると述べました。

ディスカッションでは実践者から率直な意見が述べられ,他大学での先進的な取り組み,その意義や位置づけについて確認し合い,効果や問題点を明らかにし,その内容を広く一般に公開することで,実践的研究の知見を社会にフィードバックするという目的に沿った研究会となりました。

 

講演する山内祐平氏 講演する溝上慎一氏
ポスター発表の様子 ポスター発表の様子
ポスター発表の様子 ポスター発表の様子
会場の様子 ディスカッションの様子
パネリストの様子 パネリストの様子
パネリストの様子 会場の様子

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