国立台湾大学分子イメージングセンターと島根大学 医・生物ラマンプロジェクトセンターの研究打ち合わせを行いました

公開日 2015年09月16日

 

 平成272月に,島根大学 医・生物ラマンプロジェクトセンターと部局間交流協定を締結した国立台湾大学分子イメージングセンター(MIC)の4人の教授(Wei-Fang Su副センター長,Yuan Luo教授,Wei-Hsuan Yu教授,Kung-Bin Sun教授)が,910日と11日に本学で,共同研究に関する研究打ち合わせを行いました。同センターは,台湾大学屈指の附属センターで,医療診断に活用可能な様々なバイオイメージング技術が研究されています。しかし,ラマン分光法に関する部門が無いために,本学の医・生物ラマンプロジェクトセンターと補完的な協力関係が期待されています。

 初日の910日には,生物資源科学部1号館において,医・生物ラマンプロジェクトセンター長の山本達之教授の司会により,お互いの研究紹介や,今後可能な共同研究の内容に関する議論を4時間に亘って行いました。服部学長への表敬訪問も,和気あいあいとした雰囲気の中で行われました。研究打ち合わせ終了後には,同センターの顕微ラマン分光装置などの設備の見学も行いました。

 二日目の911日には,研究打ち合わせの舞台を出雲キャンパスの基礎研究棟に移し,木下芳一教授の司会により,研究打ち合わせを行いました。また,島根大学医学部附属病院のAiセンター等の設備見学を行いました。Aiセンター(Autopsy imaging Center)は,病院で亡くなられた患者の方全てのCT画像を撮影保存して,死因の最終確認や診断の透明性・中立性を確保するために設立されたもので,全国に先駆けた先進的な取り組みが期待されています。台湾大学の4名の教授らも,感銘を受けた様子でした。施設見学の後に,再び行われた議論の際には,本学の医・生物ラマンプロジェクセンターに所属するヘマンス助教のラマン分光法を用いた研究が大きな注目を集め,台湾大学の2名の教授から具体的な共同研究の申し込みがありました。今後の,島根大学と台湾大学の益々の協力関係が期待されます。

 

【学長表敬訪問の様子】

学長表敬訪問の様子

    前列向かって左から,

       Yuan Lao教授,団長のWei-Fang Su教授,服部泰直学長,秋重幸邦理事,

    後列向かって左から

   木下芳一教授,Wei-Hsuan Yu教授,Kung-Bin Sun教授,山本達之教授,出口顕副学長

 

 

 

 【研究打ち合わせの様子】

研究打ち合わせの様子

 

 

【顕微ラマン分光装置見学の様子】

顕微ラマン分光装置見学の様子

 

 

【島根大学附属病院のAiセンターでの見学の様子】

島根大学附属病院のAiセンターでの見学の様子