夏休み子どもミュージアム体験教室「いいとこ探検隊! in 沖泊 ~島根半島の大自然と食とくらしを体験しよう!~ 」を開催しました。

公開日 2016年08月17日

 島根大学ミュージアムでは、8月6日(土)、夏休み子どもミュージアム体験教室「いいとこ探検隊! in 沖泊 ~島根半島の大自然と食とくらしを体験しよう!~ 」を開催しました。「子どもミュージアム体験教室」は、島根大学の教員などが講師となって、子供たちに様々な直接体験をしてもらうことで、能動的な学習をうながす博物館教育活動です。また、知らない子供同士や親子でコミュニケーションをはかりながらグループ学習を行うことによって、非意図的学習・偶発的学習につなげることもねらいにしています。

 今回の体験教室は、島根半島の最北端にある松江市島根町沖泊の漁村を青空教室にして、海での生物観察、町歩き、サザエ飯の試食など、盛りだくさんの内容でした。

 まず、沖泊の入江にあるタイドプールでは、専門家の詳しい説明を聞きながら、ゴーグルをして、海の中の生物を観察しました。透明度の高い綺麗な海の中の世界を満喫し、そこに棲む生き物をじっくり観察することができたようです。

 そして、沖泊集落などの町歩きでは、流罪になった後醍醐天皇が隠岐から脱出して滞在したという場所や高台にある津上神社(つのかみじんじゃ)、海岸にある海蝕洞窟「弁慶の潮汲み穴」や奇岩などをまわりました。地元の郷土史に詳しい先生や入月俊明ミュージアム館長から、歴史的、地質学的な説明を聞くことができました。

 また、昼食では、地元でとれたサザエの混ぜご飯などを美味しくいただきました。

 親子で泳ぎ、歩き、食べ、五感をフルに使って、様々な「学び」につながる体験をすることができた、夏休みの有意義な1日になったのではないかと思います。

 今回の企画では、地元の様々な方々が講師をつとめていただきました。まことにありがとうございました。

 なお現在、島根半島では、「くにびきジオパーク」の登録を目指して活動がなされています。こうした体験教室が一つのきっかけ作りになれば幸いです。

タイドプールでの生物観察の様子

タイドプールでの生物観察の様子

沖泊集落の町歩き

歴史の深い沖泊集落の町歩き

海蝕洞窟「弁慶の潮汲み穴」の地質学的説明を聞いている様子

海蝕洞窟「弁慶の潮汲み穴」の地質学的説明を聞いている様子

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