「折りたたみ式採血台」を共同開発しました

公開日 2016年11月29日

 

 島根大学医学部と地元企業の出雲木工株式会社(出雲市)と株式会社テクノメディカ(横浜市)で移動可能な「折りたたみ式採血台」を共同開発しました。この採血台は患者認証システムに対応します。
 検査部では,外来患者さんの採血待ち時間が最大でも20分を越えないように心がけていますが,採血方法の工夫等による時間短縮には限界がありました。
 そこで,患者さんが多くいらっしゃるピーク時に,既に設置されている固定された採血台に加えて,移動式の採血台を使うことで待ち時間をできるだけ少なくしようと考えました。
 ところが,市販の移動式の採血台には,患者さんのプライバシーを守るための仕切りや,本人確認のためのバーコード読み取り機能が備わっていないことが問題点でした。
 そこで,27年8月から,産学連携による共同研究を進め,「可搬型折りたたみ式採血台」を28年11月に開発しました。
 この採血台では,上記の機能はもちろん,キャスター付きで女性スタッフでも持ち運びができる重さ(約44Kg)や,採血待ちの順番を知らせるチャイムや番号表示の機能を搭載しており,この11月から,検査部で使用を開始しました。
 この取り組みにより,患者さんの待ち時間短縮につなげ,満足度向上につなげたいと考えています。 

 

(島根大学産学連携センター地域医学共同研究部門ホームページ)

 http://www.med.shimane-u.ac.jp/CMRC/saiketudai.html

 

 

収納時の「折りたたみ式採血台」 採血時

収納時の「折りたたみ式採血台」

採血時