公開日 2017年12月28日
国立大学法人島根大学総合理工学研究科に所属する伊藤史人助教が、日本放送協会(NHK)が主催する教育番組の国際コンクール、「第44回日本賞」にてクリエイティブ・フロンティア部門の最優秀賞(経済産業大臣賞)を受賞し,12月18日に研究成果「EyeMoT(アイモット)成功体験をベースにした視線入力ゲーム」について記者発表を行いました。
受賞したのは視線入力訓練ソフトの開発に係る研究で,伊藤助教を中心としたグループは,成功体験を積み重ねることで高いモチベーションを維持しつつ高度な操作の習得を可能にした,「EyeMoT」シリーズを開発しました。
「EyeMoT」シリーズは視線を画面に送ることで風船を割ったり,的を撃ち落としたりするゲーム形式となっており,現在,国内の病院・特別支援学校・リハビリテーション施設等を中心に国内で約100施設,海外でも使用例があるなど多くの場面で活用されています。
記者発表では,伊藤助教は「EyeMoTの利用を通じて視線入力が必要な重度障害者を始めとした利用者の支援拡大につなげたい」と述べました。
記者発表の様子
※なお授賞式等の模様は、12月31日 NHK教育 午後0時からの番組内で放送されます。