島根県江津市方面を生物資源科学部の学生らが訪問し、自治体、地元企業、高校で交流を深めました

公開日 2019年02月04日

 1月29日(火)に生物資源科学部の3年生、4年生、大学院生と留学生の計6名が江津市方面の江津市役所、地元企業(石見麦酒、木村窯業所)、島根県立江津高等学校を訪問しました。
 本取り組みは2018年度COC+事業「県内企業等研究活動支援事業」、生物資源科学部「学生の地域活性化実現のための進路探し」の一環として行いました。
 島根大学松江キャンパスからジャンボタクシーで約2時間、途中に出雲市多伎町の道の駅「キララ多伎」で休憩を取り、江津市に向かいました。
 最初に訪問したのは江津市役所でした。政策企画課・中川氏、商工観光課・森本氏および山崎氏より、江津市の概要、攻めの定住対策として「Go-Con(ごうつビジネスプラン・コンテスト)」、地場産業(石州瓦、石見焼)、雇用促進(地元学校新卒者への情報発信、市内企業魅力向上)などの取り組みについてお話を伺いました。学生からは「産業構造グラフより農林水産業が低迷しているように見えるがどういう事情があるのか?」などの質問があり、市役所からは「今まで製紙業や瓦産業が牽引していたので、その依存が強かった」という返答をいただきました。学生からは「とても刺激になった」、「自分からも情報収集する態度が必要だと思った」、「様々な取り組みを通じて地域活性化に頑張っておられることがわかった。自分の地元のことも考えてみたい」などの感想がありました。
 JR江津駅近くで昼食をとった後、株式会社・石見麦酒を訪問し、山口工場長よりお話を伺いました。2014年に江津市のGO-Con大賞に選ばれ、オリジナルビール製造だけではなく、ビール醸造技術とプラントをパッケージで販売をされていました。ラベルに書かれている3桁の数字について、最初の2桁は原料、3桁目はその麦酒への思い入れなどで付けていることなど、丁寧に学生の質問に答えていただきました。
 次に、江津の瓦製造業である株式会社・木村窯業所を訪問しました。営業部・木村氏より、石州瓦の赤色は来待石の釉薬によるものであることなど、工場見学を交えて、江津瓦産業の現状と、この4月からベトナム人雇用を始めるなどのお話を伺いました。
 最後に訪問したのは、島根県立江津高等学校でした。高校1,2年生12名に留学生を含む6名の学生から自己紹介(大学進学時の様子、大学生活、大学での研究など)を行いました。低カリウムメロンの研究紹介の後、写真のように高校生と大学生との懇談があり、予定した時間を大幅にオーバーし、急いで帰途につきました。帰りは参加者全員爆睡でした。お疲れ様でした。

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江津市役所 株式会社 石見麦酒
   
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株式会社木村窯業所 島根県立江津高等学校

 

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生物資源科学部
地域連携室担当
電話:0852-32-6492