考古学技術実習の一環として石見銀山遺跡仙ノ山地区の発掘調査を行いました

公開日 2019年10月30日

 島根大学法文学部考古学研究室では考古学技術実習I・IIの一環として、92日から14日にかけて大田市大森町所在の石見銀山遺跡仙ノ山地区の発掘調査に参加しました。調査は島根大学と大田市との包括的連携に基づいて実施され、法文学部考古学研究室が石見銀山遺跡の発掘に参加するのは今年で4年目になります。
 今年は石見銀山遺跡の中でも最も高い地点をなす仙ノ山の頂上付近一帯を発掘しました。発掘に参加した学部23回生の15名は猛暑の中、悩みつつ自ら考えて慎重に時には大胆に掘って調査を進めていきました。
 島根大学として地元島根にある世界遺産の調査に持続的に参加し、石見銀山遺跡の実態解明に少しでも協力できたことは参加した学生さんたちにとって貴重な経験と励みとなりました。今後は発掘調査で出土した遺物の整理、報告書の刊行に携わっていきます。これからも皆様に多くの関心を持っていただければと思います。
 今年も石見銀山遺跡の発掘調査に参加できたのも大田市教育委員会、地元大森町の方々、栄泉寺の関係者皆様のご理解とご援助のおかげです。深く感謝いたします。(法文学部 平郡達哉)

 


 

 

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