第92回島根大学サイエンスカフェを開催しました

公開日 2019年12月25日

 12月15日(日)、学生市民交流ハウスのFLATにおいて、第92回島根大学サイエンスカフェを開催しました。本学の総合理工学部、千代 章一郎 教授を講師に迎え、「建築ってなんだろう?~牛乳パックを『建築』にするコツ~」をテーマに開催し、小学生、中学生、高校生14名の参加がありました。

 建築とはなんだろう?という分かっていそうで、改めて考えると分からない概念について、鳥小屋や郵便受けなどを例に参加者と共に考え、生きているものが入るところ、と定義する導入に続き、日本や世界の様々な建築の紹介がありました。チタンを用いた曲線が特徴的な建築や、柱を中心とした建築や壁で支える建築など、素材、構造等それぞれに特徴的な建築について学んだ後に、参加者が牛乳パックを用いて「建築」を作製する実践の場となりました。

 小学生低学年から高校生までの幅広い参加者は、持参した牛乳パックを用いて、百人百様の個性あふれる「建築」を作製しました。前段の講義で示された、千代教授の自由で包容力のある「建築」のイメージにより既成概念から解き放たれた参加者の作品は、サイズ、形状も様々、牛乳パックを筒状に切る、平たく切り開く、切込みを入れて組み立てる等使用方法も様々であり、可能性と楽しさに溢れた建築ワークショップの躍動感が、そのまま具現化した素晴らしいものとなりました。

 今年度のサイエンスカフェは、この第92回をもって終了しました。来年度も引き続き開催する第93回以降のサイエンスカフェスケジュールは2020年4月以降随時、本学ウェブサイトに掲載予定です。
 次年度も引き続き、皆さまのご参加をお待ちしております。

 
                         
                         千代教授の説明
   
              牛乳パックを使って建築を作る子供たちの様子  

参加者の作品を講評する千代教授


【参加者が作った牛乳パックの建築】
 
蒼央さんの作品                   颯さんの作品
 
崚馬さんの作品                   陽万さんの作品
 
達郎さんの作品                   岳路さんの作品
 
彼方さんの作品                   真士さん、成哉さんの作品
 
和正さんの作品           樹生さんの作品
 
高校生の作品                    泉水さんの作品

【お問い合わせ】
 企画部 地域連携・研究協力課
    0852-32-9727