風力発電等の視察会を実施しました

公開日 2021年08月04日

2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、再生可能エネルギーで作るグリーン電力が注目されていますが、地域包括ケア教育研究センターの赤井講師が7/28に、北九州市の響灘に於いて、東京大学大学院新領域創成科学研究科、九州大学大学院工学研究院、九州大学エネルギー研究推進機構と共同で、沖合洋上風力発電などを含むグリーンコンビナート計画を考えるための視察会とスタートアップミーティングを開催しました。 これは、本学の出雲感覚・行動経済実験室設営に寄付をいただいた松浦重機株式会社の仲介を得て実現したもので、大学関係者10名の参加があり、北九州市漁業協同組合の副組合長理事・脇之浦地区代表理事、梶原康弘氏との意見交換、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の沖合洋上風力発電の視察に併せ、松浦重機(株)保有の自己昇降式作業台船(SEP船:Self Elevating Platform)の見学をしました。 このSEP船は、簡易かつ経済的に沖合洋上風力発電のメンテナンスクレーンを運搬するプラットフォームとして注目を浴びています。

今回の視察会は、赤井講師が隠岐の島町で進めているグリーンコンビナート計画に関連したプロジェクトの一環として開催しました。島根県では、隠岐島での風力発電及び十六島町の風車公園にある日本最大級の風力発電施設等、複数の風力発電があります。 沖合洋上風力発電とそれを包括するグリーンコンビナート計画には、漁業権や莫大な建設資金とメンテナンス費用等、多くの課題がありますが、SDGsに取り組み、持続可能な未来を探る活動の一助となることを期待し、関係機関と連携してプロジェクトを進める予定です。

   
                     
   
                     
         
       
  自己昇降式作業台船の詳細については https://www.matsuura-j.com/machine/sep.htmlをご参照ください。

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