北九州沖合における海洋再生エネルギー利用に関する協創ワークショップを開催しました

公開日 2021年12月09日

 世界的に逼迫しつつあるエネルギー・資源・食糧の確保や温暖化など地球規模の環境問題の解決に、海洋が重要な役割を果たしうることを踏まえ、海洋を環境と調和させながら、その資源を有効活用するための研究が世界的に進められています。海洋には洋上風力等の再生可能エネルギーが存在しますが、その利用は地域の環境や生活に少なからぬ変化をもたらします。持続可能な海洋利用と環境保全のためには、地域住民と共に地域の未来像をボトムアップで創り上げてゆくことが重要です。

  今回のワークショップは、本学の地域包括ケア教育研究センターの赤井講師が中心となり、東京大学・大学院新領域創成科学研究科・海洋技術環境学専攻と一般社団法人海洋産業開拓研究会の協力を得て、島根大学主催として開催されました。東京大学、九州大学、野鳥の会、地元漁業協同組合の参加の下、北九州メイン会場とオンラインで各機関を繋いだハイブリッド方式で実施され、洋上風力発電と漁業の関係性や、野鳥との共存について、活発な議論がありました。

  今後も継続的に研究を進めていく予定です。


開会宣言 村山英晶教授(東京大学)


パネルディスカッションの様子