公開日 2022年02月24日
総合理工学部 小俣 光司教授と総合理工学部 新 大軌准教授が、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「グリーンイノベーション基金事業」に連携機関としてそれぞれ採択されました。
グリーンイノベーション基金事業は、2050年のカーボンニュートラル実現に向け、経産省がNEDOに2兆円の基金を造成し、野心的な目標にコミットする企業などに対して、10年間にわたり、研究開発・実証から社会実装までを継続して支援する事業です。
小俣光司教授【エネルギー構造転換分野】
【プロジェクト名】CO2等を用いたプラスチック原料製造技術開発
【採択テーマ】CO2等を原料とする、アルコール類及びオレフィン類へのケミカルリサイクル技術の開発
採択された「CO2等を原料とする、アルコール類及びオレフィン類へのケミカルリサイクル技術の開発」のテーマは、小俣教授と住友化学株式会社との共同研究「触媒改良および内部凝縮型反応器の開発」の成果を活用したものであり、今後高度なメタノール製造の技術開発について住友化学株式会社及び連携機関とさらに研究を進め、二酸化炭素と使用済プラスチックを資源とした炭素循環の実現に資する研究開発に取り組み,カーボンニュートラルの実現に貢献してまいります。
<参考>
NEDO HP https://www.nedo.go.jp/koubo/EF3_100176.html
住友化学株式会社HP https://www.sumitomo-chem.co.jp/news/detail/20220218_1.html
島根大学HP https://www.shimane-u.ac.jp/docs/2020090400014/
新 大軌准教授【セメント・コンクリート分野】
【プロジェクト名】CO2を用いたコンクリート等製造技術開発
【採択件名】革新的カーボンネガティブコンクリートの材料・施工技術及び品質評価技術の開発
新准教授が採択された「革新的カーボンネガティブコンクリートの材料・施工技術及び品質評価技術の開発」のテーマは、鹿島建設株式会社、デンカ株式会社、株式会社竹中工務店の3社を実施予定先とする民間企業 44社、10大学、1研究機関によるコンソーシアムに参加し共同提案を行いました。新准教授は株式会社竹中工務店、デンカ株式会社とともに、CO2を吸収・固定するセメント系材料の開発、解体コンクリートから製造されるセメント微粉へCO2を高効率に吸収・固定させる技術およびCO2固定量の定量方法の開発に関する研究を通じてコンソーシアムの目的である高いレベルで汎用性のあるカーボンネガティブコンクリートを実現及び施工技術の開発、品質評価技術の確立に取り組んで参ります。
<参考>
NEDO HP https://www.nedo.go.jp/koubo/EV3_100241.html
株式会社竹中工務店HP https://www.takenaka.co.jp/news/2022/01/04/
デンカ株式会社HP
https://www.denka.co.jp/storage/news/pdf/984/20220128_denka_gi.pdf
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