生物資源科学部農林生産学科4年生だった外山祐紀氏が第133回日本森林学会大会で学生ポスター賞を受賞しました

公開日 2022年06月06日

 令和3年度に生物資源科学部農林生産学科4年生だった外山祐紀氏(現:林野庁 北海道森林管理局 空知森林管理署 北空知支署 幌加内森林事務所)が、令和4年3月27日から29日に実施された第133回日本森林学会大会のポスター発表[動物・昆虫]部門で学生ポスター賞を受賞しました。受賞したポスターの発表タイトルは、「山陰地方の広葉樹二次林と針葉樹人工林における鳥類群集種構成の過去と現在」です。
 本研究では、島根大学三瓶演習林をフィールドとして、広葉樹二次林と針葉樹人工林で生息している鳥類を記録し、20年前の卒業論文のデータと比較することで、生息する鳥類の種構成の変化を解析したものです。日の出から2時間というのが鳥類が活動する時間帯ということで、早朝から森林内で1ヶ月に2度程度、春から冬まで鳥類を観察して記録をとり続け、森林の種構成や階層構造の変化も現地調査して解析した力作でした。現在は北海道の林野庁勤務となっていますが、どこに行っても鳥類の調査は続けていきたいとのこと。卒業生の今後の活躍に期待したいと思います。
 なお、本研究は生物資源科学部農林生産学科森林学コース(森林資源管理学研究室:髙橋絵里奈准教授担当)の卒業論文として執筆された論文の一部を発表したものです。また、本研究には、生物資源科学部生物資源教育研究センター森林科学部門の山下多聞准教授ならびに技術専門職員の尾﨑嘉信氏、葛西絵里香氏のご協力を得ました。

 


 

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