地域の中学生・高校生に人間科学を体験してもらっています

公開日 2022年08月17日

 人間科学体験型ミュージアムでは、地域の皆さま、とりわけ、未来を担う小中高生に、人間科学について体験しながら学んでもらっています。この夏には、以下のように、様々なプログラムを開設し、多くの中学生・高校生に参加してもらいました。

中学生が体験をしました
 7月29日に、中学生向け講座「みんなはこう考えているだろうなと思って諦めていませんか?:他者の心の推測と行動抑制」を島根大学で開催しました。同じものを見ても人によって違うものに見えることを体験したり、「自分はこうじゃないと思っているけど他のみんなはこうだと思っているのだろうとみんなが思ってしまっている」多元的無知の例を大学生のお姉さん・お兄さんと一緒に見つけたりしながら、楽しく学びました。

高校生も体験をしました
 7月26日「子ども食堂を知ろう!」をオンラインで開催しました。県内の高校生が参加し、全国で広がっている子ども食堂の取り組みが、どんな目的で、どんな形で行われているのか、○✕クイズや事例紹介を交えて学びました。後半は大学生とのグループワークで、どんな子ども食堂に行ってみたいか話し合いました。実際に子ども食堂の開設を目指している高校生も参加してくれて、さまざまな情報交換をすることができました。
 また、8月5日「他者を認識する際のバイアス」を開催しました。この人はこういう人だろうなという印象がどのように形成されるのかの実験を体験し、大学生とともに私たちが他者を認識する際のクセの特徴を学びました。また、視線を分析する機械(アイトラッカー)を使った実験の一部を体験してもらい、心理学実験の世界に触れてもらいました。

出張講座も行っています
 7月9日 浜田高校で出張講座「他者の心を読むことで抑制してしまう心の仕組み」を開催し、簡単な実験に参加してもらったり、多元的無知の話を聞いてもらいました。生徒さんに熱心に聞いてもらい、自分たちの日常生活を振り返ってもらいました。このように、島根大学から離れた所に住んでおられる方にも、人間科学の世界を体験してもらっています。

オンラインでの参加もできます
 出張講座だけでなく、いくつかのプログラムでは、Zoomなどを使ってオンラインでの参加もしてもらえるようにしています。「子ども食堂を知ろう!」はオンラインで開催し、島根県内各地から参加をしてもらいました。「他者を認識する際のバイアス」は対面でもオンラインでの参加もできるようにしました。

 この後も、引き続き、さらに様々なプログラムを実施します。
 また、人間科学体験型ミュージアムのホームページを開設しました。常設展示室(バーチャルミュージアム)では、動画やスライドなどで入門的な話を聞いていただけるようにしています。ぜひ、のぞいてみてください。

 人間科学体験型ミュージアムのホームページへ

 

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人間科学部