公開日 2022年08月19日
島根大学松江キャンパスでは、令和4年8月8日から10日にかけてオープンキャンパスが行われました。
今回は、令和5年度から新設予定の「材料エネルギー学部(仮称)」のオープンキャンパスの様子を取材してきました。真夏日でしたが、県内から県外まで様々な学年の高校生90名が松江キャンパスに足を運んでくれました。
最初に行われた学部説明会では、三原毅 特任教授が新学部の魅力を紹介しました。
材料エネルギー学部は島根大学初の工学部であり、幅広いものづくりをできることが特徴です。特に材料は自動車・航空関連やロボット、環境、AIなどのすべての分野に関連するため、企業からのニーズが高く、就職先も幅広く選ぶことができるという利点があります。また飛行機の機体や自動車のエンジンをより高性能にすることで、エネルギー問題の解決を目指すことにより社会に貢献できることは、大きな魅力だと感じました。
材料・情報・化学を体系的に学べる学部になっているので、材料やエネルギーに興味がある人はもちろん、具体的に何を勉強するかまだ迷っている人、幅広い分野を学んでみたい人にもぴったりな学部だと思いました。
続いて、NEXTA(次世代たたら協創センター)の見学に行きました。世界に2つしかない高度な顕微鏡や高性能なコンピューターが揃っており、見学している高校生の皆さんも刺激を受けたようです。島根県立平田高等学校3年生の生徒さんは、「設備が良く内装も綺麗で、研究したくなった。」と話してくれました。
その後、総合理工学部の実験室で実験「金属樹をつくってみよう」を行いました。化学反応で変化する金属を見て、驚いたり、メモを取ったりと楽しそうな高校生の姿を見ることができました。
オープンキャンパス終了後、高校生に感想を聞いてみました。
島根県立横田高等学校の3年生
「高校で制服に関わるプロジェクトを実施した際に服の繊維に興味を持ち、そこから物質や材料の勉強をしたいと思い、参加しました。実験が楽しくさらに興味を持ちました。」
広島県立神辺旭高等学校の3年生
「AIなどの情報系に興味を持っており、高校の先生に材料エネルギー学部のことを紹介してもらい見学に来た。第一志望として考えているので勉強を頑張りたいです。」
半日という短い時間でしたが、高校生の皆さんの表情や感想から新学部の魅力が伝わったのではないかと思いました。
現代に欠かせない、材料やエネルギーについて島根大学で一緒に学んでみませんか?
(学生広報サポーター 取材・西尾風音、撮影・奥村しょうた)