島根半島・宍道湖中海(国引き)ジオパーク推進協議会と連携協定を締結しました

公開日 2022年09月06日

 島根大学と島根半島・宍道湖中海(国引き)ジオパーク推進協議会(以下ジオパーク推進協議会)は、9月2日、「島根半島・宍道湖中海ジオパーク」の学術研究推進などに関する連携協定書を締結しました。

 協定締結式は、桂島や加賀の潜戸など、島根半島・宍道湖中海ジオパークの自然を望むマリンプラザしまねで行われ、協議会の会長を務める上定昭仁松江市長も参加しました。協定書には、教育・人材育成、普及・啓発活動、学術研究の強化、地域振興、その他必要と認める事項の5項目が盛り込まれ、今後の更なる連携を計画しています。

 島根大学は、日本ジオパークの認定申請時から、ジオパーク推進協議会事務局へ参画し、ジオパークに欠かせない地球科学に関する学術研究やジオパークに関する小学校の課外授業、ガイド養成講座、地域住民への研修会の講師などを担っており、令和3年度に行われた日本ジオパーク再認定審査においても、島根大学と連携した質の高い理科教育プログラムの開発などが高く評価されています。これらの連携実績を鑑み、ジオパーク推進協議会として初めてとなるパートナーシップ協定の協定先に島根大学が選ばれました。

 今後は新たに、島根大学の学生でつくる組織を立ち上げ、関係団体等と協力しジオパーク活動の企画・運営に取り組むほか、地質学的研究のみならず、生態・歴史・文化・考古学等に関する研究を継続して行っていく予定です。