松江農林高校からジャガイモ分析のために高校生が本庄総合農場を訪問しました

公開日 2022年09月07日


 島根県立松江農林高等学校では5名ほどのグループに分かれて、地域の特徴ある課題研究に取り組んでいます。その中で、透析患者用の低カリウム・ジャガイモに興味を持って取り組んでいるチームがいろいろと工夫をして収穫したジャガイモの分析を行いに8月2日(火)島根大学本庄農場を訪れました。
 予め高校で乾燥したジャガイモを粉砕して、酸分解し、そして液体状になった検体を原子吸光光度計でジャガイモ内のCa, Fe, Mg, Na, Zn, そして、Kの濃度を測定しました。
 高校生が工夫して栽培したジャガイモのカリウムが低下しているのか、分析したデータを高校に持ち帰って、検討することになりました。次回はホウレンソウなど葉物野菜を分析するために島根大学を訪れる予定です。
 地域社会にある課題を見つけ、その解決のために高校生だから思いつく、新しい発想を期待しつつ、次回の訪問を楽しみにしたいと思います。

  
試料の計量             酸分解装置

  
原子吸光光度計用検体液の調整    検体液の作成

  
原子吸光光度計        左より留学生、高校生5名、浅尾教授


お問い合わせ先:
島根大学生物資源科学部
浅尾俊樹
Email: asao@life.shimane-u.ac.jp(送信の際は@を半角にしてください)