島根大学は本年度から，JST（国立研究開発法人 科学技術振興機構）の高校生を対象とする理系人材育成プログラムである，グローバルサイエンスキャンパスに採択されました。このプログラム（島根大学GSC）の第1段階である「研究への誘い（キックオフセミナー）」を，9月10日と11日にオンラインで実施しました。二日間の延べ参加者は，60名ほどでした。参加してくれた受講生の中には，茨城，大阪，愛媛，広島など他府県からの参加者もありました。さらに，当日参加できなかった受講生が当日参加者と同数程度，オンデマンドにより受講する予定です。
　初日の9月10日は，本事業の実施責任者である大谷理事に挨拶をしていただいた後で，生物資源科学部の山本教授が，このプログラムの概略説明を行いました。その後，山本教授による「科学史　－古代エジプトから中世ヨーロッパを経て発展した，近代化学の足跡をたどる－」と，岩瀬准教授(大学教育センター)による「知っている？サイエンスの世界を自由に歩くためのルール！」の講義が各々ありました。オンライン配信を行った島根大学ホールには，山陰中央新報の記者の方が取材に来られました。
　二日目の9月11日は，塚田真也准教授(教育学部)による「測定－数字と単位で正確に伝えよう」と，松本教授(教育学研究科)による「世界を変えるSDGs ～私たちにできること～」の講義がありました。
　島根大学GSCでは，この後も10月1日と2日，そして10月15日と16日に，今回より専門的な講義や，企業見学（11/3，日立金属）の企画などを予定しています。最終的には，島根大学の研究室で，受講生たちが研究を行う予定です。今後とも島根大学GSCをよろしくお願いします。
 

開催の挨拶をする大谷理事