赤井研樹講師(地域包括ケア教育研究センター)が北方民族大学主催の学術講演会で講義しました

公開日 2022年12月28日

 12月13日(火)、15日(木)に北方民族大学(寧夏自治区銀川市)主催(共催:地域包括ケア包括教育研究センター)で開催されたオンラインセミナーにおいて、赤井 研樹 講師が「疫病時代の新しい生活」をテーマに、行動経済学とそれを応用したコロナ禍における生き方について講義しました。2日間で5時間にわたる長いセミナーでしたが33名の学生および教員の参加があり大変盛況に終わりました。
 セミナーでは双方向型の講義方式でチャットを使って5つの経済実験を実施しながら講義を進めました。途中で行った行動経済学で有名な美人投票ゲームにおいては、見事に教員の先生が勝者となり、 プレゼントを手に入れました。
 行動経済学ではモチベーションを誘引する手法であるナッジを考えるうえでEAST手法が重要であり、それは一般的な経済学が考える金銭的インセンティブとは異なる人間の心に根付いた魅力の植え付けであるべきことや、ナッジを実社会に応用する上では短期間による観察ではなく繰り返した長期にわたる観察実験が必要であることなど実験経済学的視点を応用した行動経済学のあり方に関するセミナーに聴講生からは多数の質問がありました。
 また受講後のアンケートでは赤井講師の再度の講演を熱烈歓迎するとの意見が多数あがりました。
 今後も北方民族大学経済学部と島根大学地域包括ケア教育研究センターでは地域社会の活性化と地域の健康促進のための方法論を共同で模索していきます。

   
  セミナーの様子 

【お問合せ先】
 研究・地方創生部 研究推進課
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