第1回「出雲文化学」オリエンテーションを行いました

公開日 2014年04月12日

「出雲文化学」を,昨年度に引き続き4月から開講します。

古代出雲文化を中心に学外・学内から広く専門家に登壇いただき,総括的にこの地を理解することを目的とします。

昨年60年ぶりの「平成の大遷宮」を終えた出雲大社権宮司の千家和比古氏など,出雲文化に造詣の深い有識者の方々による貴重な講演です。

 

 昨年度新規に開講し、本学が立地する出雲地域を、歴史的,文化的に探究する授業 「出雲文化学」が、4月11日、本学ホールで開講しました。2年目を迎える本年度は、一般の方への公開に関しては、会員制となっている市民パスポート会員に限定開放する取扱に変更となりました。市民パスポート会員など40名と1~2年生を中心とする本学学生合わせて、合計331名が受講しました。大学ホールがほぼ満席となる盛況ぶりでした。

 第1回講義は、オリエンテーションとして、本学ミュージアム・会下和宏准教授が「出雲」について概説しました。現代人がイメージする「出雲」「出雲地域」について説明し、「出雲」という名称は、鰐淵寺(出雲市)所蔵の観世音菩薩像台座に「壬辰(692)年五月、出雲国若倭郡臣徳太理 為父母…」と刻まれたのが最も古い記述となる、と解説しました。
  「出雲文化学」は来週から学内外講師によるオムニバス方式による講義が行われ、講義を受けた学生、市民パスポート会員対象の、講義に関連する遺跡,資料館,社寺などを巡る課外バスツアーも行う予定となっています。

 次回、4月18日は、島根県教育庁文化財専門官の松本岩雄氏による「出雲の弥生時代青銅器」に関する講義が行われます。

 

 

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