第6回出雲文化学「『出雲国風土記』と古代の出雲」の講演がありました

公開日 2014年05月28日

 出雲文化学の第6回講義が5月23日、本学ホールで行われ、島根古代文化センターの平石充専門研究員が「出雲国風土記と古代の出雲-出雲国造・古事記・日本書紀・風土記」と題して講義しました。市民パスポート会員43人を含む256人が受講しました。
 平石専門研究員は、出雲国造・出雲臣の概略と特徴について説明しました。出雲国風土記には、出雲国造の氏族としての由来に関わる記載について日本書紀と非常に類似した箇所があることを指摘しました。

 また、日本書紀や古事記、新撰姓氏録を参照して「神宝検校伝承」や「ホムチワケ・ホムツワケ伝承」、相撲と埴輪の起源である野見宿禰の逸話などを紹介し、出雲臣を取り巻く周辺を解説しました。平石専門研究員は、関係がないように見える日本書紀・古事記と出雲国風土記の間には、出雲臣を媒介としてみると、実は密接な関係があると講義しました。
 出雲文化学第7回講義は5月30日、本学法文学部の大日方克己教授が「出雲国風土記研究の歩み」と題して講義します。

 

 

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