第4回出雲文化学課外ツアー「たたらの里から鋼の町へ」を実施しました

公開日 2014年08月06日

 7月20日、今回は出雲文化学課外ツアー最終回ということで、「近代たたらと製鉄技術の発展と衰退」(7月11日)及び「出雲のたたら製鉄」(7月18日)を踏まえて、それらにまつわる各地を巡りました。梅雨明けの晴天の中、1.奥出雲たたらと刀剣館、2.羽内谷鉱山鉄穴流し本場、3.金屋子神社、4.金屋子神話民族館、5.和鋼博物館と盛りだくさんの内容でした。

  奥出雲たたらと刀剣館と羽内谷鉱山鉄流し本場では、刀剣館館長のたたらの歴史に関するお話を聞いた後、実際に刀剣館の中を見て回りました。吹子の体験をする学生や、鉧を見ながら感嘆の息を漏らす参加者の姿がありました。その後、館長とともに鉄流し本場向かい、金屋子神社と金屋子神話民族館では、和鋼博物館の館長による金屋子という土地とたたらの繋がりに関する説明を受けながら、神社のみならず、絵巻など、神話民族館でしか見られない資料を見学することができました。

  最後の和鋼博物館でも、館長の説明を受けながら、実際の道具を鑑賞しつつ、製鉄の手順を追っていきました。製鉄技術と関連する日本刀の展示もされており、参加者のうち数名は、実際に日本刀を持ち、その重さを体感しました。

 市民パスポート会員を含む総勢23名の参加者が、テキストや映像のみではなく、本物を体感する中で、座学で得た疑問を学びへと転換することができました。

 

刀剣館にて館長から製鉄の歴史に関するお話を聞く参加者
刀剣館にて「吹子」を体験する学生
和鋼博物館にて日本刀を手にする伊藤館長

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