７月５日、小雨の降る生憎の天候の中、第３回「出雲文化学」課外ツアーとして、「出雲文化学」第９回目の講演を行った松江市史編纂委員である大矢氏を解説者に迎え、『城下町・松江探訪』を行いました。市民パスポート会員と学生、合計19名の参加者が、松江市の古地図を手に、江戸、明治時代の街並み、歴史に想いを馳せながら松江城周辺を巡回しました。

　大矢氏による、当時の様子を蘇らせるような生き生きとした解説に、参加者は歴史ある松江の魅力を再発見すると共に、長年居住しながら、意外に知ることの少ない由緒ある史跡の由来やその後の変遷について見識を深めました。また、一部の参加者には遠い記憶にある昭和初期の懐かしい街並みの貴重な写真などを閲覧しながら街歩きを楽しみ、松江の今昔、そして静かなたたずまいに秘められた奥深い魅力を存分に満喫した一日となりました。

　７月２０日には、7/11,18のたたらに関する２回の講義を踏まえた、関連する史跡、施設を巡るツアー「たたらの里から鋼の街へ」を実施する予定です。