第2回「島根学」世界の視点でみた日本と島根~潜在力と将来展望~

公開日 2014年10月31日

「島根学」の第2回講義が10月17日、本学ホールで行なわれ、笹川平和財団理事長の高木雄次氏が「世界の視点でみた日本と島根~潜在力と将来展望~」と題して講義しました。市民パスポート会員38人を含む252人が受講しました。
高木氏は計18年間の海外勤務経験などから、現代を混迷の時代だとし、劇的な変化が予見されるこの時代で生き残るには、--広く大きく長く見る、時代や社会の変化を読み取る、実態を見て本質を見る--この3つの眼力が必須だと話しました。
日本について国際的な視点から見て次のように評価しました。日本が世界で最も優れているのは時間管理能力。中東で非常に尊敬を勝ち得た武士道精神などは日本人への高い評価につながった。G20に新しく参入した多くのアジア諸国からは日本への高い好感度や信用がある。東日本大震災における日本人の倫理や秩序を見た世界は、日本が第三の奇跡を起こすとした論調を伝えました。
社会の変革に一石を投じる新しい勢力NGO、NPOの非営利団体、東アジアに隣接する立地や豊富で有力な水資源などに絡めた島根の7つの宝について、そして、グーグルの5つの採用基準についても触れ、「大いに学ぶという姿勢で人と違う大きな個性を持って過ごすことで、これからの学生生活を失われた4年間にしないよう励んでください。」と語りかけました。
次回は10月24日、中村元記念館館長の前田専学氏が「松江から出た偉大なインド哲学者 中村元博士の足跡」と題して講義します。

 

 講義をする高木雄次氏
 講義の様子

お問い合わせ

教育企画課