大学発新産業創出プログラム(START)スタートアップ・エコシステム形成支援事業への参画と島根大学での活動

公開日 2023年04月05日

 広島大学及び島根大学を含む共同機関7大学で2022年5月に採択された「大学発新産業創出プログラム(START)スタートアップ・エコシステム形成支援」は、大学の革新的技術シーズを基にグローバル市場を目指す大学等発ベンチャーや、大学の革新的技術シーズを基に SDGs の達成や地域の社会課題解決にも資する社会的インパクトの高い大学発ベンチャーを創出することを目的とする事業です。

 島根大学では、他大学と連携して「起業活動支援プログラムの運営」および「アントレプレナーシップ人材育成プログラムの開発・運営」活動を行なっております。

 これまでの活動実績として、

 

1.総合理工学部物理・マテリアル工学科の葉文昌教授が、「PSI・GAP ファンドプログラム」に採択されました。

テーマ『高可撓性金属箔メタルマスクの微細製造技術確立と低環境負荷デバイス製造法への応用実証』

 

 研究開発費(GAP ファンド)の配分、起業ノウハウ等の学習、ビジネスモデルのブラッシュアップ、想定顧客訪問サポート、個別メンタリング等の支援を受け、起業を目指した研究開発に取り組んでおられます。令和5年3月20日にプラットフォーム内で Demo Day が開催され、ベンチャーキャピタル、将来の提携候補先に対して葉教授が研究成果を発表されました。

 

             (Demo Dayで発表される総合理工学部葉教授)

 

 本年度も「PSI・GAP ファンドプログラム」の募集は継続されますので、起業を志されます皆様の参画をお待ちしております。

 

2.大学間連携によるアントレプレナーシップ人材育成プログラムの開発

 参画する大学が実施するアントレプレナーシップ人材育成関連の科目(起業家教育コンテンツ)の開放や共有による、教育プラットフォームの構築を目指しています。本年度に試行的に広島大学から起業家教育コンテンツをMoodleに登録して各大学の学生が自由に閲覧できるシステムを構築・運用します。

 

3.起業を目指す学生、研究者のためのインキュベーションルームの設置

      

 

 本事業の資金により交流ハウスフラットを整備し、現在火曜日、水曜日、金曜日は起業を目指す学生、研究者のためのインキュベーションルームとして開放しております。3Dプリンターも設置していますので、ぜひ見学に来てください。

(コロナ禍の利用制限解除に伴い、交流ハウスのインキュベーションルーム利用ルールは今後変更されます。変更時は公表しますのでご留意ください)

 

 

お問い合わせ

オープンイノベーション推進本部

メール:ura@soc.shimane-u.ac.jp