学生がDXに取り組み、大学業務システムを開発しました

公開日 2024年02月22日

自然科学研究科共通科目「知能情報デザイン論」において,大学院生・学部4年生33名が大学の事務業務を題材に,必要最小限の資源で最大限の価値を生み出すLean 思考の ユーザー体験 (UX) デザインプロセスを通して,Digital Transformation (DX) に取り組みました。

授業では5つのチームに分かれて,顧客インタビュー(事務職員への聞き取り)を踏まえてシステムを作成し,授業最終回では各チームの特色あるシステムのプレゼンテーションを行いました。最も評価の高かったチームFのシステムが採用され,学生支援課が来年度から運用します。システム作成に当たっては,業務改善DXの切り札として話題のノーコードツール,Microsoft社のPower Automateを使用しました。評価のポイントは,業務のうち時間を要するプロセスを洗い出し自動化するメリハリの利いた課題解決力,今後のメンテナンスを踏まえた分かりやすいフロー,そして,学生の利便性向上を実現した点でした。

従前は,学生が紙,電話,メールで申し込んでいた就活セミナー,面接練習等の申込→職員のメール返信等の業務が全て自動化され,同時に,システムへの申込時に空き状況が視覚化され把握できる,受付の可否が瞬時にわかるなどの従来なかったサービスが実現され,職員の事務業務削減に留まらず,大幅な学生サービスの向上が見込まれます。

開発システムお披露目の様子
開発システムを説明する学生

授業担当教員からコメント

学生支援課から開発システムへのコメント

この大学業務システム開発は,自然科学研究科共通科目「知能情報デザイン論」の授業の一環で行われました。
授業詳細:https://gkm2019-sy.shimane-u.ac.jp/syllabusHtml/2023/60/60_NSA0009_ja_JP.html

お問合せ 島根大学総務部情報推進課(0852-32-6120)