古代出雲文化フォーラムIIIを開催

公開日 2015年03月23日

 島根大学の幅広い学術研究成果等を発信し、本学の知名度・存在感の向上を図るとともに、島根地域への誘客につなげることを目的として、平成24年度から古代出雲文化フォーラムⅠ(東京)、Ⅱ(広島)を開催してきました。今年は、3月8日(日)に大阪国際会議場(グランキューブ大阪)で「くにびき神話」と古代出雲・伯耆の成り立ちと題して、「古代出雲文化フォーラムⅢ」を開催しました。

 小林祥泰学長の開会挨拶の後、第1部のシンポジウムでは、本学教育学部の野村律夫教授から「くにびきジオパーク」をテーマとした趣旨説明が行われた後、野村教授と本学ミュージアムの會下和宏准教授のコーディネートにより、本学大学院総合理工学研究科の入月俊明教授、法文学部の平郡達哉准教授、大日方克己教授、大橋泰夫教授の4名により、それぞれ地質学・考古学・文献史学の立場から、弥生時代から奈良・平安時代頃にかけての出雲・伯耆地域と他地域との広域交流の様相について講演が行われました。

 第2部の鼎談では、出雲の歴史文化の研究者でもある出雲大社権宮司の千家和比古(せんげよしひこ)さん、元TSKアナウンサーの石原美和さん、小林学長の3名が、「現代に蘇る古代出雲」と題して出雲神話や文化への思いを熱く語り合いました。

 当日は、約1,000名に上る多くの方々にお越しいただき、会場内に設けた共催自治体のPRブースでもパンフレットが足りなくなるほどの大盛況の中、幕を閉じました。

 ここに、「古代出雲文化フォーラムIII」の開催に際し、ご支援・ご協力いただいた地域の皆さま方と島根県外11市の関係者の皆さま方に厚くお礼申し上げます。

 なお、来年は九州で「古代出雲文化フォーラムIV」を開催します。

※「古代出雲文化フォーラムⅢ」は公益財団法人いずも財団の助成を受けて開催しました。

 第1部 シンポジウムの様子1 第1部 シンポジウムの様子2 
第1部 シンポジウムの様子 
 コーディネーターの野村教授と会下准教授 第2部 千家氏、石原氏、小林学長の鼎談 
コーディネーターの野村教授と会下准教授

第2部 千家氏、石原氏、小林学長の鼎談

 

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