第2回 島根大学中国語・中国文化講演会を開催しました

公開日 2016年06月29日

 6月24日(金)午後1245から、教育学部棟5階多目的ホールにおいて、日本中国語検定協会理事長、並びに共立女子大学名誉教授の上野惠司先生をお招きし、外国語教育センター主催による「第2回島根大学中国語・中国文化講演会」を開催しました。主な対象は、中国語1を受講している1年生、中国語実用化プログラムの履修登録者でしたが、教職員を併せて、76名の出席者がありました。

 

 講演会の演題は「中検のすすめ――――中国語の学び方、活かし方」で、1972年の日中国交正常化直後の中国の状況から話が始まり、中国語検定が開始されるまでの経緯、そしてその発展と現状の説明がありました。そして、中国語検定試験の等級設定や内容の解説があり、その後、「中国語学習 私の入門心得5箇条」として、ピンインや簡体字、声調パターン、動詞と目的語の組み合わせ、さらに中国語学習の進め方について詳しく解説をいただきました。この5箇条の解説からが上野先生の本領発揮で、ご講演の機会が、一挙に授業風景と様変わりし、板書しながら、巧みな話術で学生を引き込んでいき、時間はあっという間に過ぎていきました。講義(講演)の最後に、質問の時間を取り、学生からの質問にも丁寧に答えていただき、講演終了後も、上野先生に熱心に質問する学生の姿が印象的でした。

 

 学生の質問に対するご回答として、中国語を学ぶ意義についてもふれていただき、スキルとして修得することも大事だが、もっと大切なのは、中国語を学ぶ過程で、中国の人々の発想、行動様式、そして価値観を知ることができ、それらが中国人の理解に結びつき、グローバル社会で活かしていけるという奥深い示唆もいただきました。教員のFDにも繋がる意義深い講演会となりました。

 

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