学生の皆さんへ【学長からのメッセージ】

公開日 2020年09月28日

学生の皆さんへ 

 

                               令和2年9月28日

                           島根大学長  服部泰直

 

 今年度は新型コロナウイルス感染症の国内外における感染拡大により、授業や学内の行事等を大幅に変更して実施する事態となっています。前期につきましては、4月7日に緊急事態宣言が出される中、急遽、授業開始を一ヵ月遅らせると共に、皆さんのキャンパスへの立ち入りを制限し、全ての授業をオンラインで実施しました。慣れないオンラインでの受講により皆さんにはご不便やご迷惑をおかけしましたことを心苦しく思っています。そのような状況におきましても、皆さんの前向きな努力、ご理解とご協力によりまして、前期の授業が実施できましたことに感謝申し上げます。ありがとうございました。

 さて、間もなく後期の授業が始まります。後期につきましては、ウィズコロナの中でニューノーマルな修学環境での授業の再開になります。後期の授業はオンラインによる授業を活用しながら、全授業科目の4割程度については従来の対面式での授業を実施していく予定です。また、十分な感染防止対策を取った上で、キャンパスへの入構制限を緩和する予定です。特に、一年生の皆さんには、語学の授業を中心にようやく通常に近い大学での授業を経験頂けることとなります。オンラインによる授業の継続や構内における感染防止対策など、まだ、コロナ禍以前の状態に完全に戻れるわけではありませんが、皆さんの大学生活がより充実したものとなるよう全学でサポートしていきます。

 一方、後期の授業が始まるにあたり、皆様には期待と共に不安を感じられている方も多いかと思います。不安に感じられていることがありましたら、保健管理センターや学部の指導教員等に相談してください。皆さんの学修・生活をしっかり支援してまいります。

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大はやや落ち着いているようにも見えますが、全国的にも一定の感染が続いている状態であり、また、先週は島根県内においても感染者が確認されるなど感染拡大について予断の許されない状況であることに変わりありません。大学として感染拡大防止への対策について万全を期していきますが、皆さんには改めて、キャンパスにおける授業や課外活動、友人や教職員との交流を楽しみながらも、我が身を守り、家族や友達を守り、そして、社会を守る意識をもって行動されることをお願いします。

 また、もし感染が拡大した場合には、上記予定を変更し、急遽、全授業をオンラインによる実施に切り替え、キャンパスへの入構制限を厳しくすること等も想定されます。その際には、修学において皆さんの不利にならないよう十分な配慮を行います。学内での活動が制限されることになりましても、それは皆さんの健康と安全を最優先しての措置であることをご理解頂きたくお願いします。

 相変わらず厳しい状況にありますが、皆さんと力を合わせてこの難局を乗り切りましょう。ご協力よろしくお願いします。